判例時報
平成17年10月21日号
発行通巻一九〇二号
編集人:下平健一
発行人:判例時報社
雑 誌:26333-10/21
ISSN:0438-5888
判例時報細目次
◆記 事◆
許可抗告事件の実情
―――平成一六年度………福田剛久/佐藤裕義
現代型取引をめぐる裁判例(148)………升田 純
海外刑法だより(245)
ロッカーピー裁判………森下 忠
◆判決録◆
▽PHS回線とNTTの電話を相互接続するエントランス回線に関するものとして原告が
NTTパーソナルから取得した譲渡財産及び右相互接続のためにエントランス回線一回
線につき支払われる設置負担金が法人税法施行令一三三条に規定する少額減価償却資産
に該当するとされた事例
(東京地判 17・5・13)
=民 事=
○裁判上の離婚において、離婚に伴う財産分与につき詳細な認定がなされた事例
(広島高岡山支判 16・6・18)
▽テレビ番組の制作にあたって取材を受けた団体X1及び代表者Aが、その期待を異なる内容の
番組が放送されたと主張して、当該番組を放送した放送事業を営むY1、Y1から当該番組の
制作委託を受けたY2及びY2から再度の制作委託を受けて取材活動を行ったY3に対して損
害賠償を求めた場合に、X1につき、その期待が相当程度具体的であり、取材前の説明等によ
りこの期待を抱くのがやむを得ない特段の事情があるとして、Y3に対する関係において、期
待権侵害を理由とする不法行為に基づく損害賠償請求が一部認容された事例
(東京地判 16・3・24)
▽ハンセン病患者がハンセン病診療所において投薬治療を受け、後遺障害が生じた場合について、
医師に診療上の過失があったとして国の不法行為責任が肯定された事例
(東京地判 17・1・31)
▽拘置所に勾留中に適切な検査・治療を受けられなかったため被告人の肝硬変が悪化し死亡したと
して求めた国賠請求が認容された事例
(大阪地堺支判 16・12・22)
=知的財産権=
▽一 ラップフィルム製品は登録意匠に係る物品である「ラップフィルム摘み具」と物品としての
同一性又は類似性がないとして、同製品の登録意匠に類似しないとされた事例
二 ラップフィルム製品の包装用箱の意匠が登録意匠の利用には当たらないとされた事例
(東京地判 16・10・29)
▽一 世界的に著名であって国内外で異なる営業主体に属している商標が付された外国製品を我が国に
輸入する行為について、真正製品を我が国に輸入する行為について、真正商品の平行輸入には該
当しないとされた事例
二 世界的に著名であって国内外で異なる営業主体に属している商標が付された外国製品を我が国に
輸入する行為に対する商標権の行使について、権利の濫用には該当しないとされた事例
(大阪地判 16・11・30)
=刑 事=
○組織犯罪処罰法に基づく追徴に関し、本件預金の全部が犯罪被害財産に当たるとして追徴しなかった
原審判決を破棄して、本件預金の一部は犯罪被害財産に当たらないなどとして金五八〇万九九五七円
が追徴された事例
(大阪高判 17・5・18)
◆最高裁判例要旨◆ (平成一七年六月分)