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2007年10月19日 (金)

経済刑法研究(上)

経済刑法研究(上)

 Economic Criminal Law

2005年10月20日発行

著 者:芝原邦爾

発行者:江草忠敬

発行所:株式会社 有斐閣

ISBN4-641-04220-9 C3032

目 次

はしがき

凡 例

第一章 総 説

 はじめに ―――経済刑法の体系

 第一節 経済刑法の保護法益

  一 はじめに

  二 経済刑法の分野の形成とその変遷

  三 経済刑法の概念

  四 経済刑法の解釈のための判断枠組み

  五 第一のグループ ―――訪問販売法違反

  六 証券取引法違反

  七 浮貸し等の罪

  八 第二のグループ ―――出資法の預り金の罪

  九 第三のグループ ―――損失補填の罪

 一〇 独占禁止法の不当な取引制限罪

 一一 結 語

 第二節 経済刑法と市民の経済生活の保護

  一 経済刑法の対象領域

  二 経済犯罪の動向

  三 市民の経済生活の保護

 第三節 現代の企業犯罪

  一 企業犯罪・経済犯罪の対象領域

  二 金融犯罪

  三 証券犯罪

  四 企業犯罪に対する刑事制裁

 第四節 不法収益の剥奪とり法人処罰の強化

  一 経済犯罪への対応の基本的視点

  二 課徴金の引上げ

  三 法人に対する罰金刑の強化

  四 法人の「行為責任」と「監督責任」

 ■法人処罰と両罰規定

 ■没収・追徴

 第五節 企業に対する高額罰金と制裁の減免措置

  一 はじめに

  二 特集「経済犯罪の現状と対策」の概要

  三 企業に対する高額罰金

  四 企業に対する制裁の減免措置

  五 結 語

 第六節 行政の実効性確保と刑事法

  一 問題の所在

  二 証券取引法違反

  三 独占禁止法違反

  四 刑罰は「最後の手段」か

 第七節 経済犯罪の訴追における犯則調査手続と行政調査手続

  一 はじめに

  二 税務調査における質問検査権

  三 国税犯則取締法による犯則調査手続

  四 犯則調査と行政調査の関係

  五 証券取引等監視委員会と公正取引委員会の調査手続

 ■国際経済犯罪

第二章 会社経営に関する罪

 はじめに

 第一節 商法罰則の保護法益

      ―――利益供与罪の罪質解明のために―――

  一 はじめに

  二 会社財産危殆罪の保護法益

  三 商法罰則における賄賂罪

  四 利益供与罪の保護法益

 第二節 特別背任罪の検討

  一 はじめに

  二 大光相互銀行事件

  三 平和相互銀行事件

  四 三越事件

  五 任務違背

  六 財産上の損害

  七 故意および図利加害目的

 ■背任罪に関する最近の裁判例の検討

 第三節 会社財産の不正支出と業務上横領罪・特別背任罪

  一 はじめに

  二 裏金捻出の実態

  三 裏金の捻出と業務上横領罪・(特別)背任罪

  四 賄賂の支出と業務上横領罪

  五 賄賂の支出と背任罪

 ■国際航業事件

 第四節 会社財産を危うくする罪 ―――自己株式取得罪・不実申述罪・営業外投機取引罪―――

  一 はじめに

  二 自己株式取得罪

  三 自己株式取得の実質的違法性

  四 不実申述罪

  五 株金の仮装払込み

  六 営業外投機取引罪

 ■ヤクルト財テク事件

 第五節 粉飾決算と違法配当罪

  一 粉飾決算の実際

  二 粉飾決算と違法配当罪

  三 粉飾決算と特別背任罪

 ■粉飾決算 ―――リッカー事件

 第六節 預合罪・応預合罪

 [前注]株式払込みの仮装

  一 預合の意義

  二 払込仮装行為

  三 通謀の認定

 ■架空増資 ―――アイデン事件

 第七節 総会屋に対する利益供与の処罰

 [前注]利益供与罪

  一 はじめに

  二 東洋電機カラーテレビ事件

  三 第一審および控訴審判決

  四 最高裁昭和四四年決定

  五 商法四九四条の罪質

  六 不正の請託

  七 利益供与罪の成立

  八 「株主ノ権利ノ行使ニ関シ」の要件

  九 「会社ノ計算ニ於テ」の要件

 一〇 利益供与罪の保護法益

 第八節 利益供与罪に関する裁判例の検討

  一 はじめに

  二 株主の権利の行使に関し

  三 会社の計算において

  四 結 語

 第九節 総会屋に対する利益供与罪

  一 はじめに

  二 会社荒し等に関する贈収賄罪

  三 利益供与罪の新設

  四 利益供与罪の保護法益

  五 商法四九七条の解釈

 ■利益供与罪に関する最近の動向

 ■贈収賄罪

 第一〇節 商法上の贈収賄罪

       ―――取締役等に関する贈収賄罪・会社荒し等に関する贈収賄罪―――

  一 取締役等に関する贈収賄罪(商法四九三条)

  二 会社荒し等に関する贈収賄罪(商法四九四条)

 第一一節 殖産住宅等贈収賄事件最高裁決定

       ―――最高裁第二小法廷昭和六三年七月一八日決定―――

  一 最高裁決定の要旨

  二 本件贈収賄の法的構造

  三 公開株式の割当てと賄賂の概念

  四 賄賂の没収・追徴

 ■未公開株の賄賂性(リクルート事件)

 ■追徴価額の算定

 第一二節 産業スパイ事件と刑事責任

  一 東洋レーヨン事件

  二 不法領得の意思

  三 資料コピーの売却等 

 ■刑法典の規定による営業秘密侵害の処罰

 ■営業秘密の刑罰による保護(不正競争防止法の改正) 

 ■知的財産権侵害の罪

第三章 金融犯罪

 はじめに

 ■不正融資事件の系譜

 第一節 不正融資と背任罪の成否

      ―――住専問題を契機として―――

  一 住専問題に関する刑事訴追の概要

  二 不正融資

  三 債権回収に伴う犯罪

  四 金融機関関係罰則法案

  五 結 語

 ■銀行法違反の罪

 第二節 出資法をめぐる法解釈上の諸問題

  一 はじめに

  二 出資金と預り金の規制

  三 浮貸し等の禁止

  四 高金利の処罰

 ■出資法による高金利の処罰と賃金業法による規制

 ■平成一五年の賃金業規制法と出資法の改正

 第三節 出資法と大衆の資産形成

  一 出資金と預り金の規制

  二 出資金と預り金の区別

  三 大衆の資産形成と預り金の禁止

 第四節 浮貸し等(出資法三条違反)の罪

  一 はじめに

  二 浮貸し処罰の背景

  三 判例に現れた事例と「地位利用」

  四 金銭賃借の媒介と浮貸し等の成立(住友銀行青葉台支店事件)

  五 刑法上の犯罪との関係

 ■住友銀行青葉台支店事件

 第五節 預金等不当契約(導入預金)取締法

  一 導入預金取締法の概要

  二 実質的違法性の検討

  三 特定の第三者の処罰

 事項索引(巻末)

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