2007年5月15日 (火)

オダギリ・ジョーは岡山出身

お笑い芸人次長課長の河本準一の新刊「一人二役」をよんだ。小学校3年のときに両親が離婚して、母親のほうにひきとられたが、父親役まで含めて二役で苦労した母親との思い出をつづったものである。そこで、中学でオダギリ・ジョーと同窓であることが書かれていておどろいた。なんというか幅広く収容していたのだ。

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2007年4月26日 (木)

フカキョンの相手はデカレッド

  フライデーされたとかで、深田恭子とデカレッドの龍二がつきあっているということが、きょうの芸能記事にでていました。

   デカレンジャーは2004年~2005年の戦隊ものですが、DVDをみせていたらうちの3歳の長男がファンになっていて、デカレッドのセリフをいろいろいうようになっています。「正義は絶対かつんだ」などと大人になったらなかなか叫べなくなりました。

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2007年1月21日 (日)

谷山浩子のオールナイトニッポンの復活

なんかカテゴリー分けがむずかしいんですが…

1982年~1987年にオールナイトニッポンをやっていた谷山浩子が2007年1月21日3時に一晩だけ復活します。

特にお便り等だしたことはありませんでしたが、けっこうきいていました。当時は京都にいたので地元のらじお局が中継していました。さて、今度はうまくきくことはできるかな。おきていることもむずかしい時間帯ですが。

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2005年11月11日 (金)

QJ 2005年11月号

定期購入しているわけではありませんが、山下達郎先生が表紙なのでかいました。

もちろん「ソノリテ」も買ってます。

QJ Quick Japan

News magazine for youth culture

2005年10月23日発行

編集人:森山裕之

発行人:北尾修一

発行所:株式会社 太田出版

ISBN:4-87233-986-X C0095

CONTENTS

【FEATURES.1】

 総力特集

 山下達郎

 ENDLESSLY

 GROOVIN’

 初対談 山下達郎 × 山口 隆(サンボマスター)

 「心は売っても魂は売らない」

 BACK 2 BACK TATSURO ―――達郎の子供たち

   横山 剣/ゲイリー芦屋/片寄明人/湯浅 学/

   二見裕志/クボタタケシ/クリスタル(磯部 涼)

 Sweet Romantic Sexy and Joy(Flamigo Terry)

 山下達郎全オリジナルアルバムインタビュー

   「チャート一位になっても、

    片隅にいることから逃れられない」(北尾夏音/吉留大貴)

 Long Promised Road―――

   全アルバムガイド 1975-2005(吉留大貴)

 TATSURO YAMASHITA’S 100 HISTRICAL SONG BOOK

   (吉留大貴/北沢夏音)

【FEATURES.2】

 徹底特集

 あだち充

 最後の少年誌マンガ家

 あだち充ロングインタビュー

 「いかに言わないでちゃんと伝えるかを、悩みながら楽しんで描いてきました」(磯部 涼)

 あだち充作品名言集

 全オリジナル単行本ガイド

 永久保存版

 あだち充大事典

 (中村孝司/広瀬小太郎/竹村真奈/山田和正)

【REPORT】

 奥田民生ロングインタビュー

 「ロックンロール・イズ・デッド、バット、ライフ・ゴーズ・オン」

 民生さんと私:木村カエラ/PUFFY

 小島麻由美、初のイラスト&散文集『KOJIMA MAYUMI’S PAPERBACK』に寄せて

 「FNS地球特捜隊ダイバスター」を追え!

 「電波男」本田透 MEETS「外道」あかほりさとる

 『ロバートLIVE! DVD2005』/男子はだまってなさいよ!『バカワールドカップ』/

 五月女ケイ子『バカ博』発売記念座談会「俺もバカの一人になりたい!」

 QJFMレポート

【REGULARS】

 新聞やTVの報道しない2005年10月のニュースをクイック・キャッチ!

 クイック・ジャーナル

 山下達郎×山口 隆(サンボマスター)/

 フラミンゴ・テリー/

 奥田民生/

 遠藤賢司/

 あだち充『クロスゲーム』/

 三上ちさこ ―――カオスを吐き出し覚醒せよ/

 「BOMBER」がアメリカ村を揺らした夜/

 鶴保庸介議員に「山下達郎」と「政治と音楽」について訊きに行った/

 元祖ライヴハウス少女・松田美由紀が語る、荻窪ロフト時代の山下達郎/感覚をポップス化するバンド、TWELVE/

 サンボマスター・近藤洋一が観た、遠藤賢司監督・主演・音楽『不滅の男 エンケン対日本武道館』/

 かつてあった“アメリカ”の地で、鳴り響く音楽は ―――Hyde Park MUSIC FESTIVAL 2005/

 ドラびでおが世界を占拠する日/

 ボルチモアご当地ハウス baltimore club music/

 立派なこどもになれますように ―――『こどものとも』五〇周年を祝して/

 Talk of the Town

[連 載]

■ヒロシ「ヒロシポエム」第2回・空

■シンガー板尾の音楽行進曲・第6回・校歌

■ロバート×細川徹×五月女ケイ子「QJTV」第11回・特集「音楽」

■高須光聖「クイックchj 第6回・「樋口卓治と考えるバラエティ・スポーツ」

■和田薫芸能界日記 第12回

■劇団ひとりのカプチーノを飲みながら

 第14回・究極のモノマネ師 サンデー小松(60)

■笑い飯の日本列島改造計画 第5回・「秋の夜長」を良くする

■森 達也「日本国憲法」第6回・戦争の放棄(2)

■iTUNES拝見 第11回・□□□

■佐々木 敦「ISMISM」第3回

■北沢夏音「Get back,SUB ―――あるリトルマガジンの魂に捧ぐ」第12回・28時間

■O!N.D.!P.presents ”最後の”曇ところによりギャングスタ10月10日号

■草森紳一 「記憶のちぎれ雲」第8回・中原淳一/葦原邦子

■坪内祐三 「東京」(写真・北島敬三) 第11回「渋谷道玄坂」

[COMICS]

■沙村広明 「制服は脱げない」第5話「リンダ・リンダ・モーツァルト」

■新連載 漫☆画太郎「ギタイ」最終回

■浅野いにお 「虹ヶ原/ホログラフ」11話・トンネルを抜けて

[COLUMN]

 QJC Quick Japan Column Vol.012

 2005年10月、QJが最も読みたいコラムを54連発!!

 真珠子/長塚圭史/長谷部千彩/近代ナリコ/安田謙一/燻 裕理/tattaka ≒高橋辰夫/

 鈴木はな/タケイグッドマン(win24.com)/星野 源(SAKEROCK)須田泰成/

 海猫沢めろん/西島大介/鴨田 潤(イルリメ)/虹釜太郎(www.360records.net)/

 ミズモトアキラ/和歌頭アキラ(赤犬)/森 直人/MASAMATIX(AUDIO ACTIVE)/

 ピエール瀧/松本亀吉/北沢夏音/志田英邦/足立守正/荻原魚雷/前島 賢/豊田道倫...and more!

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2005年9月16日 (金)

安達祐美の結婚とご祝儀

  安達祐美とスピードワゴンの井戸田潤の結婚が報じられた。

  木曜深夜のラジオで雨上がり決死隊の宮迫がご祝儀はやるけど、そのときは「結婚するから金をくれ」とオーバーオールをきて3回いうたらやる、といっていた。

  ご祝儀をやる側だとこれくらいは要求してもいいだろう。゛結婚おめでとう。

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2005年9月 1日 (木)

飛鳥涼と八島洋子と八島たね

  チャゲ&飛鳥は、1983年から1984年にかけて毎日放送のヤングタウンという深夜ラジオ番組をやっていた。

  1984年3月まではふたりだけでやっていたのだが、1984年4月からアシスタントをいれよう、ということになり、八島洋子さんがはいることになった。八島さんはふたりよりちょっと年上であった。

  この日がはじめての顔合わせなのに、チャゲと飛鳥は羽田から大阪にむこう飛行機が雪のため欠航になり、チャゲと飛鳥は東京、八島さんは大阪で放送ということになった。

  そこでスタッフがいたずら心をだし、八島たね70歳という設定でやろう、ということになり、見事に放送をおえた。

  飛鳥はたねさんを気に入ったようであった。

  次の週大阪で顔合わせがあり、たねさんは?と話題になって、ショートヘアの30少し前の女性が先週はだましてごめんなさい、と挨拶をした。ふたりはあっけにとられていたが、飛鳥はじっと彼女をみつめていたらしい。

  飛鳥と八島さんの結婚はチャゲあすのヤンタン(ヤングタウンを略称)がおわって2年半のちであった。八島たねの年になっても飛鳥は愛しつづけるだろうと、当時のプロデューサーの大鍋さんは著書にかいています(渡邉一雄「ヤンタンの時代」角川書店 2005年)

  八島さんは、当時フリーだったのか、つボイのりおのハイヤング京都で「あー、すごくいい」などの効果音もやっていて、非常に器用なひとだったと当時のリスナーは記憶しております。

  ただ、結婚はそう意外ではありませんでした。相性のよさは感じられました。いまもいい家庭をきずかれているようですね。

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2005年8月28日 (日)

「いくつかの場面」

 神楽坂倶楽部の8月28日の更新日記で沢田研二「いくつかの場面」にふれていた。としをとると思い出の場面が多くなる、という趣旨のなかでである。テレビ番組でなきながら歌っていたのが印象にのこっているらしい。

 河島英五作詞・作曲の名曲であるが、私自身は河島英五のナマでの演奏はきいたことはない。1981年の京都でのコンサート以来5年に1度くらい河島英五のコンサートにはいっていた。岡山人には「野風僧」というのが岡山弁をタイトルにしているもので印象にある。筆者も息子が生まれたときにこの歌を口ずさんだ。

 沢田研二のうたうほうのは、中島みゆきのオールナイトニッポンでかかっていた記憶がある。河島英五となかのよかった当時の構成作家寺崎要の選曲であろうか。

 「マイ・ウェイ」よりは若さが感じられるが、人生を振り返る名曲と思う。沢田も河島も野次きと罵声のなかで司会者に呼び戻された経験はある。芸能人ではないが、このような仕事の上での挫折はある程度感じたうえできくとわかる曲のひとつである。

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2005年8月16日 (火)

カムジン平成17年2月

おとなを幸せにする[歌・夢・人]マガジン

Kamzine カムジン

平成17年2月1日発行・第2号

雑 誌:02371-2

CONTENTS

名曲の視線 キンモクセイ 

神奈川県

加山雄三

ロッド・スチュワート

稲垣潤一 ライブレビュー

稲垣潤一 インタビュー

Kamzine 流行モノ 大人の音楽教室

ギターの老舗 フェンダー

ティナ・ターナー

特集 大人の男の代表として

   GENTLE3(宇崎竜童・岩城滉一・世良公則)

連載企画 〇〇へ行こう!

     博物館へ行こう!

特集 ますます韓流

   パク・ヨンハ スペシャルインタビュー

SoRi はじめての能登 温泉密着取材

NORIKAワールドへようこそ

藤原紀香のホンネが聞きたい! 古田敦也

音を探して 岩谷時子

連載 シネマが聴こえる セカチューと恋メロの間

Kamzine essay おんなの遊び(2)内館牧子

ごきげん! 大人の音楽 エルヴィス

堂本 剛&国分太一 『ファンタスティポ』

吉川晃司

津軽は七つ。東京は勝つ? 石原良純

連載 都はるみ物語(2)

坂上みき ビバ! 熟女の花道

FUN FUN FUN

近藤由紀子 映画は世界中の人々の共有財産

Kamzine CDレビュー

大沢悠里

松本ひでお

編集長インタビュー

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2005年7月 5日 (火)

ノンタンと著作権

ノンタンといっしょに著作権を考える

   ――タレントの話から著作権者の認定のはなしになりました――
1 千秋の業績
2 ノンタン事件の概要
3 先例としての価値

1 千秋の業績
   2004年9 月12日放送の「笑っていいとも増刊号」をみているとテレホンショッキングのコーナーにタレントの千秋がでていた。タモリと子育ての心構えなど話していて、なかなか気の利いた発言をしていた。千秋はポケットビスケッツのボーカルで紅白歌合戦に出場した歌手でもあるが、現在はタレントという位置づけであろう。育児エッセイも出版している。二人組タレント、ココリコの遠藤の妻でもある。
 千秋には声優としての顔もあり、1990年代前半に人気のあった「ウゴウゴルーガ」のコーナーでノンタンの声をしていた。
 さて、民事法のコーナーなのであるが、この千秋と民事法はどこに関連するのだろうか?
 実は千秋が声をあてたノンタンの事件が著作権法で興味深い先例を提供しているのである。この判決は、共同著作物であるような表示がなされた著作物について、その表示に反して単独の著作物と認定した。共同著作物と表示されたものについては共同著作と推定するという、法律上の推定を覆したのである。新たな法律論を述べたというものではなく、事例判決であるが、事実認定でどのような証拠を重視したかという点で実務家には参考になる。

2 ノンタン事件の概要
 東京地裁平成10年3月30日(東京地裁平成2年(ワ)第4247号 著作権存在確認等請求事件 平成3年(ワ)第14827号 著作権存在確認等反訴請求事件 )著作権速報218号 1頁

 原告Xは絵本作家、被告Y1は漫画家である。XとY1が結婚して共同著作名義のもとに昭和51年ごろから主人公ノンタンの絵本1(著作目録の絵本)を創作して出版社Zから出版して好評を博していた。
絵本1の著作目録は、いずれも偕成社刊で「ノンタンぶらんこのせて」「ノンタンおやすみなさい」「あかんべノンタン」「ノンタンおよぐのだいすき」「ノンタンほわほわほわわ」「ノンタンおねしょでしょん」「ノンタン!サンタクロースだよ」「ノンタあわぷくぷくぷぷう」「ノンタンのたんじょうび」「ノンタンボールまてまてまて」となっている。      
XとY1は、昭和50年ころ、子ギツネを主人公にしたタイトル「あかんべきつね」という絵本の原案をZに持ち込み、その後、主人公を「ノンタン」という子猫に変更した絵本がZから出版され、続編がつぎつぎとだされた。絵本1についてZとの出版契約書はY1が手続を行い、契約書の著作者名にはXY1のペンネームが記されており、契約当事者欄にはY1だけが記されていた。その後作成された出版契約書には著作者及び著作権者ともに両名の名が記されている。絵本1の印税は、昭和57年までX個人の銀行口座に送金されていたが、昭和57年に著作権の管理や販売代行を目的とするY2を設立し、Y1が代表者に、Xが取締役に就任し、以後の印税はY2の口座に支払われた。絵本1以外にXは複数の幼児向け月刊誌に創作絵話を掲載し、Xを著作者と表示したり、前記Y1のペンネームの最後の2文字を省いたものを使用していた。
XとY1は昭和59年ごろに不仲となりX作成の協議離婚届が提出され、Y1が離婚無効の調停を申し立てたが不調となった。ノンタンシリーズの続編を望むZはY1に試作を依頼したが、同試作はストーリーの展開や子どもに対する見方が絵本1と対極的な違いがあり、Zの採用するところとならず、その後の絵本原稿も同様であった。ZはXに絵本1の続編の制作を依頼して出版し(絵本2) 、Yはこれに同意している。
 絵本2の目録は「ノンタンぱっぱらぱなし」「ノンタンこちょこちょこちょ」「ノンタンバーテデイブック」「赤ちゃん版 ノンタンおしっこしーしー」「赤ちゃん版 ノンタンにんにんにこにこ」「赤ちゃん版 ノンタンもぐもぐもぐ」「赤ちゃん版 ノンタンあそびましょ」「赤ちゃん版 のんたんいないいなーい」「赤ちゃん版 ノンタン自動車ぶっぶー」「赤ちゃん版 ノンタンおはよう」「赤ちゃん版 ノンタンはっくしょん!」「ノンタンかるた」
である。 著作権目録・物件目録記載のものについて当時や現在でも育児中の読者のなかにはもっているかたもおられるのではなかろうか。
Y1Y2はXの承諾なく、ノンタンの絵本のキャラクターであるノンタンの図柄とnontanの表示をした物件目録記載の商品の販売をおこなった。
Xは、被告Y1及びZが設立した被告会社Y2に対して、右絵本1の著作権存在の確認及び複製権侵害の損害賠償300万円を請求する本訴を提起した。
複製権の対象の物件目録では、スポーツタオル、ハンカチ、タオルハンカチ、浴用タオル、布製エプロン、布製袋で、いずれも別紙著作目録記載の絵本のキャラクターである子猫「ノンタン」を図柄に採り入れ、かつnontanの表示をしている。
 被告Y1らは、反訴請求として絵本1の著作物については被告Y主導の下に制作され、原告Xは補助者であるから、著作権はY1に属すること、及びXに対してノンタンの絵本とカルタの出版・製造・販売の禁止を請求した。
(実際の判決ではキャラクター自体の著作物性とか、Y1の相続が生じて訴訟承継関係が複雑でわかりにくいため、ここでは本訴も反訴も主たる請求と反訴に限定し、訴訟承継については省略して説明する)
 判決は、著作者とは、著作物を創作する者であり、これをいいかえれば、当該著作物の思想又は感情の表現につき創作的関与をした者であり、たとえその創作過程において複数人が何らかの形で関与したとしても、創作的寄与に及ばない単なる補助者は著作者とはなりえない。絵本1の創作過程は、テーマやストーリー等の構想をまとめ、これを具体化するラフコンテや絵コンテを創作し、編集者に示してその意見を聞くなどしてストーリーや絵の大要を固め、実際の絵本の版下となる原画の作成に至るものであること、原画は鉛筆で下書きをした後、輪郭線を決め(これが耐水性ペンで引かれるか、墨線を引くかにつついては、XとYの供述に齟齬がある)、色を塗り終えてから、最後に絵の輪郭線を毛筆(墨)でなぞって完成に至ることが認められるが、絵本1の創作的表現の核心部分は、扱うテーマやストーリーを構想し、これを具体的に表現する絵柄やその配置、配色の決定及び文字記述部分にあるものと解される。従って、これらを創作した者が著作者たりうるものであって、単に決められた色を塗ったり、輪郭線の仕上げをするにとどまる場合は、単なる補助的作業であって、著作物の創作行為とは評価できないものと考えられるとし、Y1の関与はいずれも補助的作業にとどまると解されるとした。このさいに以下のXに有利な事実を参照している。丸数字は筆者が便宜的につけた。
①Y1がZに対しXがノタンシリーズの続編を制作するにつき同意したこと、②XとYとの間で当初はXが印税全額の支払いを受けることの了解がなされていたこと、③先行作品「あかんべきつね」がXによって創作されたものであること、④本件絵本1の刊行前のY1の作品には本件絵本1と共通点を有するものと認められる作品を見いだせないこと、⑤本件絵本1の原画にXの筆跡と認められる鉛筆による記載があり、絵コンテにもXの筆跡と認められる記載があるとした。
Y1に有利な事情としては、①色塗りや仕上げの輪郭線を引く作業にY1が関わり、その作業の中でYが豊富な経験を生かして絵の具を配合したり、Xよりも上回る技術を駆使して仕上げの輪郭線をひいた、というのをあげている。
まとめてしまえば、絵本1はXの独創性があらわされており、Y1はその続編をつくる独創性はなかったということにつきる。

 3 先例としての価値
 本件は絵本の創作過程について創作的寄与とはなにかを明らかにしている点で先例の価値がある。
 後掲の判例評釈で谷口弁護士は、XY1が共同の著作者名義を表示していた経過があることから、共同著作名義の表示かあったとして著作権の共有を主張できたのではないかと疑問を呈している。

 ただ,この合意についても通常の共同著作と異なり、夫婦間の同意であるから、同意の認定や取消自由の原則の問題も含めていろいろと複雑な問題もでてきそうである。
 ノンタンの描き方であるが、輪郭線を最後になぞるということは、この判決で初めて知った読者もおおいと思われる。筆者もおどろいた。
 ノンタンは波風の立った輪郭線が特徴であったが、その作者のほうにも波風が立っていたと言えようか。

参考文献 谷口由記「著作権法一四条の推定を覆して著作者を認定した事例」「村林隆一先生古稀記念 判例著作権法」東京布井出版 2001年

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